プロテインの作り置きを考える朝の台所で、冷蔵庫の横の調理台に置かれた空のガラスのコップ

プロテインは作り置きしても大丈夫?場面ごとの目安と注意点

朝や出かける前に毎回プロテインを作るのは手間なので、前の晩に作って冷蔵庫に入れておけたら楽ですよね。

結論から言うと、水などに溶かしたプロテインの作り置きはすすめられません。食中毒の予防の公的資料が、作った物は室温に長く置かずに早めに口にし、時間がたった物は捨てるよう呼びかけているためです。作ったらその場で飲み、手間は粉を1回分ずつ分けておくなどの工夫で減らすのが安心です。

この記事でわかること

  • プロテインを作り置きしても大丈夫か、すすめられない理由
  • 冷蔵庫・持ち歩き・飲み残しなど場面ごとの扱い
  • 作り置きしないで手間を減らす方法

プロテインは作り置きしても大丈夫?

溶かしたプロテインは、作り置きせずに作ったらその場で飲むのが基本です。家庭の食品全般について、公的機関は、作った物は早めに食べ、時間がたち過ぎた物は捨てるよう案内しています。

ネットの記事には「冷蔵庫なら何時間まで」という目安がいくつも出てきますが、記事ごとに時間がばらばらです。この記事で確かめた公的資料には、溶かしたプロテインを何時間まで置いてよいかという基準はありません。だからこそ、時間の数字に頼らず「作ったら早めに」で考えるのが確かです。

作り置きがすすめられない理由

食中毒の予防には「つけない・ふやさない・やっつける」の3原則があります。農林水産省のaff(あふ)2022年12月号「食中毒予防3原則編」は、「ふやさない」の項で、菌によっては20分で倍に増えることがあると説明しています。そのうえで、作った料理は暖かい部屋に長く置かず、なるべく早く食べ、食べきれない物は早めに冷蔵庫へ入れるよう案内しています。

冷蔵庫に入れれば安心、とも言い切れません。厚生労働省の「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」は、冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下をめやすとし、細菌は増えにくくなるものの死ぬわけではないと説明しています。残った食品は浅い容器に小分けし、時間がたち過ぎた物や少しでも怪しい物は捨てるよう呼びかけています。

どちらの資料も家庭の料理・食品全般を対象にしたもので、プロテインを名指ししたものではありません。編集部では、粉を水などに溶かした物も「作った食品」の1つと考え、同じ考え方で扱うのが安心だと考えています。

作ってから飲むまでの目安は?場面ごとに

よくある4つの場面ごとに、公的資料が言っていること(資料)と、プロテインに当てはめた時の対応(編集部の考え)を並べました。資料はどれもプロテインを名指ししたものではないため、資料の対象を表の下に書いています。

場面 資料 対応
家で作る 作った物は早めに口にする 作ったらその場で飲む
翌朝まで冷蔵 冷蔵でも菌は死ぬわけではない 前の晩に作らない
持ち歩く 保温容器に長く入れない 粉と水を分けて持つ
飲み残し 口をつけた物は取っておかない 後で飲まずに捨てる

1〜2行目は、家庭の食品全般を対象にした厚生労働省・農林水産省の資料からです。3行目は東京都のフードジャー(スープジャー)の資料、4行目は食品安全委員会のペットボトル飲料の資料からです。どの資料にも「何時間までなら大丈夫」という時間の基準はありません。

作り置きしないで手間を減らす方法

作り置きをやめても、準備の手間は減らせます。編集部がすすめるのは、溶かす作業だけを飲む直前に残し、それ以外を前もって済ませておく方法です。

  • 粉を1回分ずつ、乾いた清潔な小さな容器に分けておく
  • 前の晩に、コップやシェイカーを洗って乾かし、出しておく
  • 飲む直前に、水などを注いで溶かす
  • 作る時間が取れない日は、卵や豆腐、ヨーグルトなど、そのまま食べられる食品を選ぶ

作り置きの代わりに前の晩に洗って乾かし、台所の調理台に出しておいた空のコップ

朝の準備の流れは忙しい朝の栄養補給の選び方で、手間が理由で続かない時の考え方はプロテインが続かない理由と、続けるための対策で紹介しています。

持ち歩く時と飲み残しで気をつけること

プロテインは作ったらその場で飲む、持ち歩く時は粉と水を分けて飲む直前に溶かす、飲み残しは後で飲まずに捨てることを示す図

水筒やシェイカーで持ち歩く時

持ち歩く時は、粉と水を別々に持ち、飲む直前に溶かすのが安心です。溶かした物を容器に入れたまま、長い時間持ち歩かないようにしましょう。

東京都の「フードジャーを安全に使おう!誤った使い方で蓋が飛ぶことも…」(2017年7月)は、ふたの閉まる保温の容器に飲食物を長く入れたままにしないよう呼びかけています。入れたままにすると、傷んだり発酵したりしてガスが出て、ふたが急に飛ぶことがあると注意しています。

これはフードジャーの試験で、水筒やシェイカーそのものを調べたものではありません。ただ、ふたの閉まる容器に長く入れたままにしない点は、同じように気をつけたいところです(編集部の考え)。

飲み残した時

一度口をつけた物は、取っておいて後で飲まないようにしましょう。食品安全委員会の「ペットボトル、飲み残しに気をつけよう その1」(2017年5月)は、口をつけた飲み物には口の中の菌が入り、時間とともに増えることがあると説明しています。この資料はペットボトルの清涼飲料が対象で、口をつけた緑茶を室温に2時間置いた試験で菌が数えられないほど増えた例を紹介しています。

2時間は緑茶の1つの試験の条件で、飲み物の安全な時間を示したものではありません。

宇都宮市衛生環境試験所の「口をつけたペットボトル飲料、飲み残しは飲まない方がいい?」(2026年9月更新)では、口をつけた5種の飲料を30℃に置いた試験で、乳成分の入ったミルクコーヒーが最も菌が増えました。プロテインは試験の対象ではありませんが、牛乳で作った時は特に、飲み残しを取っておかないのが安心です(編集部の考え)。分けて飲みたい時は、はじめからコップに移して飲みましょう。

ご注意

時間がたった物や、においや見た目が少しでも気になる物は、飲まずに捨ててください。体調や持病が気になる方は、医師に相談してください。

よくある質問

冷蔵庫に入れれば翌朝まで飲めますか?

この記事で確かめた公的資料には、溶かしたプロテインを冷蔵庫で何時間まで置いてよいかという基準はありません。厚生労働省は、冷蔵庫に入れても細菌は死ぬわけではないと説明しています。前の晩に作っておくより、粉を分けておいて朝に溶かす方が安心です。

お湯や牛乳で作った時も同じですか?

お湯や牛乳で作った時も、作ったらその場で飲むのは同じです。乳成分の入った飲み物は、口をつけた後に菌が増えやすかった試験もあります(30℃に置いた宇都宮市の試験)。

粉の袋はどう保存すればいいですか?

粉の袋は、製品の保存方法の表示に従い、開封後は早めに使い切るのが基本です。詳しくはプロテインの開封後の保存のしかたで紹介しています。

COMPLENAの場合

COMPLENA(コンプリーナ)は、水・ぬるま湯・お湯に溶かして飲むソイプロテインです。完全食(コンセプト)として、たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維を栄養設計の対象にしています。脂質・炭水化物・ナトリウムなどは設計の対象外(含まれないという意味ではありません)で、1杯で1日に必要なすべての栄養素がとれるものではありません。

公式FAQでは、1食あたり付属のスプーンすり切り3杯(約45g)を300〜450ml程度に混ぜるのを目安としています。シェイカーを使うと溶けやすいとも案内しています。

粉の保存は、直射日光・高温多湿を避けてなるべく冷暗所で、開封後はしっかりチャックを閉めて早めに、という案内です。公式の案内に作り置きについての記載は無いため、溶かした後はこの記事の一般の考え方どおり、作ったらその場で飲んでください。

COMPLENA ココア味の袋

販売中の味はココアと抹茶の2つです。原材料に乳成分・大豆を一部含むので、アレルギーのある方は原材料を確かめてください。妊娠中・授乳中の方などの注意はCOMPLENAの飲み方と保存方法(よくある質問)で確認できます。

まとめ|プロテインは作り置きせず、作ったら早めに

  • 溶かしたプロテインの作り置きはすすめられない
  • 公的資料に「何時間までなら大丈夫」という基準は無い
  • 冷蔵庫に入れても菌は死ぬわけではない
  • 持ち歩く時は粉と水を分け、飲む直前に溶かす
  • 口をつけた飲み残しは取っておかない

まずは今夜、明日の分の粉を1回分だけ分けておくことから試してみてください。

味や購入方法は、COMPLENAの味と購入方法を商品ページで見るから確認できます。

参考にした資料

この記事は COMPLENA 編集部が、公的機関の資料をもとにまとめました。

ブログに戻る