完全食のデメリットは?表示の見方とほかの料理との組み合わせ方
Share
完全食を使ってみたい、または使い始めたけれど、デメリットはないのか気になっていませんか。完全食のデメリットは、1つで食事のすべてはまかなえないことや、料理を組み合わせて味わう機会が減りやすいことなど、主に5つです。
どれも、表示を見て選び、ほかの料理と組み合わせることで向き合えます。この記事では、5つのデメリットと、選ぶ時に見る表示、取り入れ方をまとめます。
この記事でわかること
- 完全食のデメリット5つと、それぞれの向き合い方
- 選ぶ時は表示のどこを見るか
- ほかの料理と組み合わせる取り入れ方
完全食とは?この記事で扱う範囲
この記事では、たんぱく質に加えて、ビタミン・ミネラル・食物繊維なども配合の対象にした食品を「完全食」と呼びます。この記事で扱う完全食は、1つで1日に必要なすべての栄養素がとれるものではありません。
形は、パンやめんなどの主食のタイプ、粉を溶かす飲み物、お菓子などをまとめて扱います。粉末の飲み物のタイプについては、普通のプロテインとの違いを説明した記事にまとめています。
完全食のデメリットは?主な5つ
主な5つのデメリットと、向き合い方を表にまとめました。「向き合い方」の列は、編集部の提案です。資料をもとにした説明は、表の下にまとめます。
| デメリット | 向き合い方 |
|---|---|
| 1つで全部はまかなえない | ほかの料理と合わせる |
| 組み合わせが減りやすい | 主食・主菜・副菜と並べる |
| 名前で中身を比べにくい | 単位をそろえて見る |
| 味や形が好みに合わない | 少量から形を変えて試す |
| 噛む食事が減りやすい | ごはんやパンと合わせる |
1つで食事のすべてはまかなえない
完全食は、それ1つで毎日の食事のすべてをまかなうものではありません。食事の代わりにはせず、ほかの料理と合わせて考えるのが基本です。
完全食で済ませる食事が続く日ほど、ほかの料理が少なくなります。どの栄養素の欄が載っているかは商品によって違うことがあるので、表示の項目を見て、足りない分はほかの料理で考えましょう(見方は「選ぶ時は表示のどこを見る?」)。
料理を組み合わせて味わう機会が減りやすい
完全食で済ませる食事が続くと、主食・主菜・副菜を組み合わせて食べる機会は少なくなります。いくつかの料理の味や食感の違いを楽しむ場面も、少なくなりがちです。
国の「食生活指針」は、最初の項目に「食事を楽しみましょう。」を挙げています。その実践の一つが、「家族の団らんや人との交流を大切に、また、食事づくりに参加しましょう。」です(農林水産省「食生活指針について」)。

名前だけでは中身を比べにくい
「完全食」という呼び方だけでは、何をどれだけ含むかは分かりません。栄養成分表示の項目には、表示が義務・推奨・任意の区分があり、載っている栄養素の欄は商品によって違うことがあります(消費者庁「栄養成分表示について」)。量を示す単位も、100g・100ml・1食分・1包装など、いくつかの形があります(消費者庁「食品表示ガイド 早わかり」令和7年4月版)。
味や形が好みに合わないことがある
味や食感、形の好みは人それぞれです。特に、同じ味が続く時や、溶かす量・温度が合わない時に、合わないと感じることがあります。主食のタイプは噛んで食べ、飲み物のタイプは溶かして飲むなど、形によって食べ方が違います。
初めての商品は少ない量から試し、続けやすい形を選びましょう。
噛んで味わう食事や、食べごたえが少なくなりやすい
粉を溶かす飲み物のタイプは、噛まずに飲みます。飲み物のタイプで済ませる食事が続くと、噛んで味わう食事が少なくなり、食べごたえが物足りないと感じることもあります。
同じ「食事を楽しみましょう。」の別の実践として、指針は「おいしい食事を、味わいながらゆっくりよく噛んで食べましょう。」も挙げています(農林水産省「食生活指針について」)。飲み物のタイプを使う日も、ごはんやパンなど噛んで食べる主食や副菜と合わせましょう。

完全食だけで食事を済ませてもいい?
完全食だけで食事を済ませず、ほかの料理と組み合わせて、毎日の食事全体で考えましょう。この記事で扱う完全食は、1つで1日に必要なすべての栄養素がとれるものではないからです。
厚生労働省のe-ヘルスネット「日本人の食事摂取基準」では、この基準を習慣的な摂取量の基準と説明しています。1日だけの食事や、1食・1皿の基準を示すものではありません。そのため、この記事では、1食ではなく毎日の食事全体で見ることをすすめています。
食事の組み立て方では、国の「食生活指針」に「主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」という項目があります。実践の一つは「多様な食品を組み合わせましょう。」です。食生活指針は、平成12年3月に文部省・厚生省(当時)・農林水産省が連携して作り、平成28年6月に改定されました(厚生労働省「食生活指針について」)。
選ぶ時は表示のどこを見る?
完全食を選ぶ時は、名前や前面の言葉より、容器包装の表示を見比べます。見るところは、次の4か所です。
| 見るところ | 分かること |
|---|---|
| 栄養成分表示の単位 | 何g・何食分当たりの値か |
| 栄養成分表示の項目 | 義務の5項目のほかに載っている栄養素 |
| 原材料名 | 主な原材料(重量の割合の高い順) |
| アレルゲン | 特定原材料などを含むか |
栄養成分表示の量は、100g・100ml・1食分・1包装などの単位当たりで示され、1食分の時はその1食分の量も書かれます。消費者庁の資料の様式例では、表の見出しが「栄養成分表示(食品単位当たり)」です。2つの商品を比べる時は、まず単位をそろえてから見ましょう。
項目のうち、熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・ナトリウム(食塩相当量で表示)の5つは表示が義務です。食物繊維は推奨、ビタミン・ミネラルは任意の項目なので、欄が載っているかを見ます。
原材料名は、使った原材料のうち、重量の割合の高いものから順に書かれるので、先頭の方を見ます。アレルゲンは、原則として原材料名の直後に「(〇〇を含む)」の形で書かれ、まとめて原材料名の最後に「(一部に〇〇を含む)」と書かれることもあります。添加物の欄が分かれている表示では、添加物に由来するアレルゲンが添加物の名前の後ろなどに書かれることもあるので、添加物の欄も見ましょう。
特定原材料は表示が義務、特定原材料に準ずるものは表示が推奨です。

図は、数字や原材料の名前を〇にした見本です(消費者庁「食品表示ガイド 早わかり」令和7年4月版)。食物アレルギーのある方は、原材料名とアレルゲンの表示を必ず確かめてください。
取り入れ方はほかの料理と組み合わせる
取り入れる時は、ほかの料理と組み合わせます。食生活指針の実践には、「手作りと外食や加工食品・調理食品を上手に組み合わせましょう。」があります。この記事では、完全食もこの加工食品の一つとして考えます。
農林水産省の「食事バランスガイド」の料理区分では、主食はごはん・パン・めん・パスタなど、主菜は肉・魚・卵・大豆および大豆製品などを主材料にした料理です。副菜は、野菜・いも・豆類(大豆を除く)・きのこ・海藻などを主材料にした料理です。完全食を使う日も、主食のおにぎりやトーストに、副菜の野菜の汁物やサラダ、主菜の卵料理を合わせるように考えます。

朝は、おにぎりやトーストに飲み物のタイプの完全食を添えて、主菜の卵料理と副菜の汁物を合わせる方法があります。間食の時間に使う日は、ほかの食事をいつもどおりにします。
コンビニで選ぶ日の組み合わせ方は、コンビニで主食・主菜・副菜を組み合わせる選び方で紹介しています。家族や友人と食べる日は、いつもの料理を一緒に囲みましょう。
食べ方や1回の量の目安、利用の注意は、商品ごとに表示で確かめましょう。
ご注意
体調や持病が気になる方は、医師に相談してください。
よくある質問
毎日食べると飽きる?
感じ方は人それぞれです。同じ商品が続く日を減らしたり、合わせる料理を変えたりすると、毎日の食事に変化をつけられます。
味が合わなかったら?
まず、合わせる料理を変えてみる方法があります。飲み物のタイプなら、表示に書かれた飲み方の範囲で、溶かすものを変える方法もあります。合わない時は無理に続けず、ほかの形を試してみましょう。
どのタイプを選べばいい?
完全食には、主食のタイプ・飲み物・お菓子などの形があります。食卓で主食として食べたいか、手早く用意したいか、間食にしたいかなど、使う場面で考えます。そのうえで、「選ぶ時は表示のどこを見る?」の4か所を見比べて選びましょう。
COMPLENA の場合:食事と組み合わせる前提の設計
COMPLENA(コンプリーナ)は、完全食(コンセプト)のソイプロテインです。たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維を配合し、脂質・炭水化物・ナトリウムは設計の対象外です。1杯で1日に必要なすべての栄養素がとれるものではありません。
「対象外」は、含まれていないという意味ではなく、栄養設計で補う対象にしていないという意味です。この記事で挙げた「1つで食事のすべてはまかなえない」は、COMPLENA にも当てはまります。1食の主役ではなく、普段の食事と組み合わせて使う前提で作った、食事の代わりではない栄養補給食品です。

販売中の味はココア味と抹茶味の2つで、水・ぬるま湯・お湯に溶かして飲みます。ココア味・抹茶味とも、原材料の一部に乳成分・大豆を含みます。味ごとの栄養成分は、COMPLENA の対象の栄養素と味ごとの栄養成分を見る(栄養設計のページ)で確かめられます。

妊娠中・授乳中の方、乳幼児・小児の利用はお控えください。通院・入院中の方は、使う前に医師に相談してください。詳しくは、COMPLENA のよくある質問(飲み方と利用の注意)をご覧ください。
まとめ:表示を見て選び、ほかの料理と組み合わせる
- 完全食の主なデメリットは5つ。1つで食事のすべてはまかなえない、味わう機会が減りやすい、中身を比べにくい、好みに合わないことがある、食べごたえが少なくなりやすい
- 完全食だけで食事を済ませず、毎日の食事全体で考える
- 選ぶ時は、栄養成分表示の単位と項目、原材料名、アレルゲンの4か所を見る
- 取り入れる時は、主食・主菜・副菜の料理と組み合わせる
まずは手元の完全食や気になる商品の表示で、何g・何食分当たりの値かを見てみてください。
COMPLENA は、たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維を配合し、脂質・炭水化物・ナトリウムは設計の対象外にしたソイプロテインです。普段の食事と組み合わせる前提で作っています。気になった方は、COMPLENA の味と購入方法を商品ページで見ることができます。
参考にした資料
- 農林水産省「食生活指針について」(平成28年6月一部改正の指針)
- 厚生労働省「食生活指針について」
- 農林水産省『「何を」「どれだけ」材料と料理区分』(食事バランスガイド)
- 消費者庁「栄養成分表示について」
- 消費者庁「食品表示ガイド 早わかり」(令和7年4月版)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット 用語解説「日本人の食事摂取基準」(2025年12月1日 最終更新)
この記事は COMPLENA 編集部が、公的機関の資料をもとにまとめました。